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映画

映画「クロニクル」の感想。あなたが超能力を手に入れたどうする?

2018/11/13

映画『クロニクル』

映画館で観てかなり気に入ったのでDVDで二回目観ました。

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あらすじ

舞台は、米国ワシントン州シアトル。主人公は、虐められっ子の男子校生。

ある日、主人公とその友人達が地面にぽっかり空いた怪しい穴の中で不気味に光る物体を見つける。それに触れると気を失い、そして超能力を手にしていることに気づく。

ボールをうかしたり、人を驚かしたり、その超能力はほぼ遊びのようなことに使っていたが、ふざけた勢いで事故を起こしてしまう。それをさかいに物語は思いがけない方向に進んでいく…

映画「クロニクル」の感想 超能力とエゴ

超能力ものの主人公は、あらゆるエゴに悩まされる。

超能力を利用して人気者になりたい、お金持ちになりたい、虐めっ子を見返してやりたい、様々な欲望に駆り立てられ、やがてはその欲望に飲み込まれる。

超能力系映画はバットエンドが多いように思う。この映画はその一つだ。

どんな人でも一度は、超能力のような特別な力を手に入れて今を変えたいと思う。

もし手に入れたら何ができるだろう、きっと楽しいのだろう、様々な考えを巡らせる。しかし、実際はほとんど不可能なことなので、その思いを心の奥底に閉じ込めることになる。

この映画は、そんなイフの解答例。このような心境がわかる人には、主人公の心の痛みが分かるはずだ。

そんな人にとって、映画の最後にはカタルシスとともに身体の奥底から熱いものが込み上げてくるだろう。

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magiyama

1992年生まれ。名古屋・京都・東京を転々とし、現在はイギリスに拠点を移しブロガー兼フリーランス翻訳者として試行錯誤する毎日を送っている。ロンドンから生の音楽シーンやカルチャーを届ける他、一生モノのプロダクトを紹介。趣味はマジックとけん玉。

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