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音楽 Culture

【音楽】H&MのCM Spring Fashion 2017の爽やかな曲は『 Set Me Free』|The Kinksについて

こんにちは。
Cul-into.comのmagiyamaです。

本日は、H&Mの春CM Spring Fashion 2017で現在使われている曲『Set me free』を紹介します。

この曲はThe kinks(ザ・キンクス)によって60年代に発表された曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=ea-0_VuSp2I

CMで聞いて気になった方もいたんじゃないでしょうか。
この曲が相まって春らしく、風を感じるような爽やかな映像に仕上がっています。見ていてとても気持ちが良いです。

Set Me Freeを発表したThe kinksは60年代を代表するアーティストなので、知らない人もいるかもしれません。
今回はThe kinksについても詳しく紹介したいと思います。

The Kinks (キンクス)とは?

*日本版wikipediaは誤訳や解釈ミスがあるようなので、原文を参考にしました。

The Kinksは英国のロックバンドです。
1963年に兄弟であるレイ・デイビスデイブ・デイビスによって結成されました。

The-Kinks-resize-1

ロック史上、ブリティッシュインベイジョンに分類され、後世に影響与える重要なバンドのひとつでもあります。

ブリティッシュインヴェイジョン(イギリスの侵略)・・・英国アーティストが米国含む世界中でブームを巻き起こし、その後の音楽業界に影響を与えた現象のこと。

彼らの初となるヒット曲は1964年発表の3rdシングル『You Really Got Me』です。
この曲は世界的ヒットを記録し、英国ではトップチャートに登りつめ、米国ではTOP10入りを果たしました。

彼らの楽曲は、R&B、英国オペラ、フォーク、そしてカントリーなど幅広いジャンルの影響を受けているのが特徴です。
また、メンバーのレイによる観測に基づく作曲方法は、曲に英国の文化や生活様式を反映させ、高い評価を得ました。
彼らのアルバム『Something Else(1967)』『The Kinks Are The Village Green Preservation Society(1968)』『Arthur(1969)』『Lola Versus Powerman(1970)』や関連のシングルなど、これらが発表された時代は最も影響力のあるレコーディング期間だとされています。

70年代中盤までは休止期間でしたが、70年代後半から80年代初期にかけて新たにアルバム( 『Sleepwalker』『Misfits』『Low Budget』『Give the People What They Want』『State of Confusion』)を発表して再評価を受けました。

ちなみに、ヴァン・ヘイレンザ・ジャムザ・ナックザ・プリテンダーズザ・フォールも彼らの楽曲をカバーすることで、結果的にThe Kinksの作品の売り上げに貢献しました。

90年代では、ブリットポップバンドであるブラーオアシスも大きな影響を受けたバンドとしてThe Kinksを取り上げています。
残念ながら同バンドは1993年に解散してしまいました。その原因は、当時のアルバムの商業的失敗やデイビス兄弟たちの創作における方向性の違いが挙げられます。

最後に感想

僕も『Set me free』という曲は初めて知りました。
H&MのCMで聞いて、渋くてお洒落だなと思って調べたら、まさかThe Kinksが60年代に発表した曲だなんて驚きです。

良曲は長い時代が経ても色褪せず、後世まで残り続けていくんだということを改めて実感しました。
The Kinksについても名前だけで深く知らなかったのですが、今回の記事を通して詳しく学ぶきっかけとなりました。
60年代といえば、ビートルズやザ・フー、レッド・ツェッペリンなどがぱっと思い浮かびますが、その時代の影響力を持ったアーティストはまだまだ他にも沢山いますからね。

流行りの最近の曲ばかりではなく、昔の曲に触れることも大切な刺激です。
The Kinksも今度Tsutayaに行ったら是非借りてみたいと思います。

CMはこういった名曲に触れ、学べるチャンスだと思いますので、また気になるアーティストや曲があれば紹介します。

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magiyama

1992年生まれ。名古屋・京都・東京を転々とし、現在はイギリスに拠点を移しブロガー兼フリーランス翻訳者として試行錯誤する毎日を送っている。ロンドンから生の音楽シーンやカルチャーを届ける他、一生モノのプロダクトを紹介。趣味はマジックとけん玉。

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