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Culture

札幌「モエレ沼公園」と「ブラック・スライド・マントラ」へ

2024/01/02

年を跨いでしまいましたが、実は昨年11月に札幌に行ってきました。

目的地はずっと行きたかった「モエレ沼公園」と「ブラック・スライド・マントラ」。

念願の場所に行くことができてハッピーです。僕の相棒Minox35GTで撮影したフィルム写真と共に紹介したいと思います。

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モエレ沼公園


ノグチイサム好きにとっては夢の楽園、それがモエレ沼公園です。


なんと公園全体がノグチイサムの作品。地球を彫刻したいというノグチイサムの願いが叶えられた場所でもあります。

ちょうどこの日は曇り空だったので、公園というよりもアート作品という印象を強く感じました。時々差し込む太陽の光が幻想的でした。

園内にはピラミッドをモチーフにした作品が多く存在しています。エジプトのピラミッドに強く影響を受けたとのこと。

ちょうど同時期に建設が進められたルーブル美術館のガラス張りのピラミッド(イオ・ミン・ペイ設計)にも足を運んだと言われています。ノグチイサムと建築家のペイとは友人で、ガラスのピラミッドはルーブル美術館のオマージらしいです。

ピラミッドの中にもノグチイサムがデザインした珍しいプロダクトがありました。

丘の頂上からは公園全体だけでなく札幌の街も一望できます。

公園は広大ですが、自転車だと大体2時間くらいで回れるかと思います。僕たちはレンタル自転車で園内を回りました。歩いて回ると半日か下手したら1日くらいかかりそうですが、自転車を貸し出してくれるのはありがたいですね。

ブラック・スライド・マントラ

札幌市の大通り公園で唯ならぬ存在感を放つ漆黒の滑り台ですが、こちらは『ブラック・スライド・マントラ』と呼ばれるノグチイサムの有名な作品。

ノグチイサム庭園美術館にもその模型が飾られていましたが、初めて本物を見ることができて感動しました。

しかもこの作品は遊具なので見るだけでなく実際に触れることもでき、ノグチイサムいわく「子どものお尻で磨かれて彫刻が完成する」とのこと。

子どもたちが作品に実際に触れて遊べるようにすることで、アートをより身近に感じることができるのは素晴らしいですね。

以前の香川旅行の記事でも紹介しましたが、ノグチイサムが亡くなった後に完成した遺作は3つあり、上記のモエレ沼公園とブラックマントラはそのうちの2つになります。もう一つはタイム・アンド・スペースという作品で香川空港にあります。

ノグチイサム好きはぜひ足を運んでみてください。

P.S. 今年のふるさと納税は高松市にしました。なんと返礼は美術館図録「イサム・ノグチ庭園美術館」!

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magiyama

1992年生まれ。名古屋・京都・東京を転々とし、現在はイギリスに拠点を移しブロガー兼フリーランス翻訳者として試行錯誤する毎日を送っている。ロンドンから生の音楽シーンやカルチャーを届ける他、一生モノのプロダクトを紹介。趣味はマジックとけん玉。

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