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音楽

Portugal. The Manをより深く知る5つのこと

2018/10/16

こんにちは。
Culintoのmagiyamaです。

Portugal.The Man(ポルトガル・ザ・マン)は2017年に大ヒット曲「Feel it still」をリリースして、一躍有名になりました。今年2018のサマーソニックでも、来日が決定している大注目バンドのひとつです。

アラスカ出身、現在オレゴン州ポートランドを活動の拠点とする彼らは、まだまだ未知のところがあるのではないでしょうか。

今回はそんな彼らのことをより深く知ることができる5つのことを紹介したいと思います。

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1.バンド名の由来はやっぱり適当

「ポルトガル・ザ・マン」って変わったバンド名だと思いませんか? いくら意味を考えてもわからないと思います。

なぜなら、彼らも適当に名前を付けたから。

ボーカルのジョン・ガーリーはシャイな性格だったことから、「バンド名に人格を与えて『ステージ上の分身』にしたかったんだ。例えば、デヴィットボウイが生み出したジギー・スターダストやビートルズのサージェント・ペッパーみたにね(※どちらも架空の人物)。その二つに比べると、僕たちのはちょっとバカっぽいけど」と語っています。

また、彼らは「カントリー(国)」という言葉は「個人の集合体」であり、バンドと似ていることから国名をバンド名にしたかったそうです。彼らは偶然思いついた「ポルトガル」という国名をバンド名にしました。

つまり、Portugal.The Manというのはガーリーの架空の分身であり、名前は適当に思いついたものです。

余談ですが、彼はアラスカに関連したバンド名にしたかったそうでです。しかし「ハスキーズ」や「ベルーガー・ホエールズ(シロイルカ)」は世の中にはびこりすぎて、同じような名前にしたくなかったとのこと。

2.2018年グラミー賞を受賞した

なんとPortugal.The Manのシングル曲「Feel it still」はグラミー賞(最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞)を受賞しています。その時の候補は、チェインスモーカーズ、コールドプレイ、ゼッド、イマジン・ドラゴンズ、ジャスティン・ビーバーという名だたるアーティストたち。

これまでPortugal.The Manの知名度はそこそこでしたが、一躍最注目のアーティストになりました。

ちなみに歴代の受賞曲はトゥエンティ・ワン・パイロットの「Stressed Out」、ブルーノ・マーズの「Uptown Funk」、ダフト・パンクの「Get Lucky」です。名曲揃いです。

3.「Feel it still」に懐かしのメロディが...

実は「Feel it still」には、ある有名曲と同じメロディが使われています。

それは、マーヴェレッツの「プリーズ・ミスター・ポストマン」です。

マーヴェレッツはアメリカの女性コーラスグループで、1961年発表のデビュー曲である「プリーズ・ミスター・ポストマン」は大ヒットとなりました。カーペンターズやビートルズもカバーしています。

「Feel it still」はもともと、当時ジョン・ガーリーが考えていた「I'm a rebel just for kicks」というフレーズから作曲が始まりました。しかし、なかなかこのフレーズに合う良いメロディが見つからず、しっくりこなかったそうです。

ある日、ガーリーはベースで何気なくマーヴェレッツの「プリーズ・ミスター・ポストマン」を演奏していました。そのメロディを「I'm a rebel just for kicks」に当てはめたところ、自然としっくりきたそうです。

この「Feel it still」を聞いて60年代の匂いを感じた人がいれば、このメロディに聞き覚えがあったからかもしれません。

4.実は2013年に初来日を果たしている

©︎ FujiRock Express2013

世界中で大ヒット中のPortugal.The Manですが、実は2013年に「フジロック・フェスティバル」で既に初来日を果たしています。

フジロックのライブレポートによると、豪雨のなか繰り広げられたライブパフォーマンスは大成功だったそうです。

ちなみに 2013年はちょうど彼らが前作「イービル・フレンズ」というアルバムを発表した年でもあります。「イービル・フレンズ」はデンジャー・マウスがプロデュースしています。デンジャー・マウスはゴリラズの「Feel Good inc.」やレッチリの「Dark Necessities」などに関わった有名プロデューサーです。

最新作「Woodstock」の制作にはデンジャー・マウスとビースティボーイのマイクDが関わっています。

5.オノ・ヨーコのリミックス曲を発表している

Portugal.The Manがリミックスしたのは「Soul Got Out of the Box」という曲。オノ・ヨーコが2001年に発表した曲です。

このリミックス曲は2016年オノ・ヨーコ発表の「Yes, I am witch too」に収録されています。2007年発表の「Yes, I am witch」の続編的位置付けです。

このアルバムではオノ・ヨーコの曲を様々なアーティストがリミックスしています。Portugal.The Manの他、デス・キャブ・フォー・キューティーが参加しました。

ローリングストーン誌でガーリーは「僕はアラスカの田舎町で育ったんだ。ヨーコと同じ曲でコラボして歌ったなんて信じられないよ。彼女はレジェンドだし、こんな機会を得られたなんて僕は恵まれているよ」と語っています。

 

以上、「Portugal.The Manをより深く知る5つのこと」でした。

今年2018のサマーソニックではポルトガル・ザ・マンの活躍をお見逃しなく!

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こんにちは。 Culinto(カリントー)のMagiyamaです。 本日紹介する曲はPortugal. The Man(ポルトガル・ザ・マン)の新曲『Feel it still』です。 『Feel It Still』を聞く 歌詞はこちら 「Feel it still」つまり、直訳すると「まだ感じている」ですね。 「Feel it still」は彼らの8枚目のアルバム『Woodstock(2017年3月発売)』に収録されています。このアルバムの2ndシングルでもあります。 ビルボードのオルタナティブソング部門では1位を記録し、Portugal.The manは「Feel it still」で初めてビルボードのHOT100にも入りました。 街で歩いてたりすると有線で流れていたり、ラジオでかかっていたりしています。ダンサンブルでグルービーな楽曲ですね。僕もラジオで1回聴いたらハマってしまい、曲を購入してしまいました。 既に8枚のアルバムを世に出しているPortugal. the manは一体どんなバンドか気になる方もいるかと思います。 Portugal. The Manはどんなアーティスト? PORTUGAL.THE MAN posted with カエレバ PORTUGAL.THE MAN WOODSTOCK 2017-06-16 Amazon 楽天市場 Portugal. The Manは米アラスカ州出身の5人組ロックバンドです。ポルトガル全く関係ないですよね! バンド結成はメンバーのJohnとZacharyが高校時代に出会い、音楽を始めたのがきっかけです。高校時代にはAnatomy of a Ghostというバンド名で活動していましたが、すぐに解散。 その後、新たにPortual.The Manが結成されました。そして、最終的にアラスカから活動拠点をアラスカからオレゴン州のポートランドに移し、様々なカルチャーを触れて吸収していったそうです。 活動歴は長く、2004年から現在に至るまで10年以上活動し通算8枚のアルバムを発表しています。 バンド名の由来は?

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magiyama

1992年生まれ。名古屋・京都・東京を転々とし、現在はイギリスに拠点を移しブロガー兼フリーランス翻訳者として試行錯誤する毎日を送っている。ロンドンから生の音楽シーンやカルチャーを届ける他、一生モノのプロダクトを紹介。趣味はマジックとけん玉。

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