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歌詞翻訳

【音楽/翻訳】the xxの名曲『Crystalised』の紹介と歌詞の和訳

2018/11/16

こんにちは。
magiyamaです。

最近、音楽関係の記事が多く偏ってきているかもしれませんが、
引き続き、好きな曲を1曲を紹介する音楽記事になります。
※暇なときに和訳した歌詞が少し溜まっているのです。

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本日は、The XXの『Crystalised』という曲を紹介します。

the XXは、wikipedia曰く、イングランド出身のポスト・ポップバンドとのことです。
"ポスト・ロック"はよく聞くのでなんとなくジャンルの雰囲気はわかるのですが、
"ポスト・ポップ"というジャンルはあまり聞き馴染みがないような気がします。
本国のwikipediaにポストポップと記載がないので、日本人の造語かもしれません。

彼らは、2005年ロンドンでバンドを結成、2009年にデビューアルバム『xx』を発売しました。
2010年には、イギリスで最も権威ある音楽賞と言われているマーキュリー賞を受賞しています。
マーキュリー賞とは年間で最も優れたアルバムに対して送られる音楽賞になります。
ちなみに歴代の受賞者も調べてみました。以下のアーティストになります。

スクリーンショット 2015-10-24 18.11.06

個人的に知らないアーティストもいるので、ディグりがいがありそうです。

紹介はここまでにして、本題の曲『Crystarlized』を聴きましょう。

メランコリーな雰囲気な曲です。
男女がお互い語りかけるような歌い方で、歌詞が聞き取れないとしても、
ふたりの関係に何かあるなということは伝わってきます。

彼らは何を語り合っているのか。

歌詞と和訳は以下になります。

Crysterlized(2009)/The XX  

【男性パート】
You've applied the pressure
きみは心理的圧力を利用した
To have me crystalised
僕を結晶化させるために
And you've got the faith
そしてきみは信仰を持った
That I could bring paradise
僕が楽園を持ってきてくれると

【女性パート】
I'll forgive and forget
私は許す、それから忘れる
Before I'm paralyzed
麻痺してしまう前にね
Do I have to keep up the pace
ペースを維持しないといけないの?
To keep you satisfied
あなたを満足させるためには

【男性パート】
Things have gotten closer to the sun
それが太陽の近くまで来てしまった
And I've done things in small doses
そして、少しだけ終わらせたんだ
So don't think that I'm pushing you away
だから、突き放したなんて思わないでくれ

【ミックス】
When you're the one that I've kept closest
きみ(あなた)が僕(私)の一番近い存在のときに

Ahh, ahh, ahh
Ahh, ahh, ahh
Ahh, ahh, ahh
Ahh, ahh, ahh

【女性パート】
You don't move slow
あなたはゆっくり動けないの
Taking steps in my directions
私の方へ歩みを進めるとね

The sound resounds,echo
音が鳴り響き、こだましている
Does it lessen your affection
それはあなたの愛情が少なくなるってこと?
No
違うわ

【男性パート】
You say I'm foolish
きみは馬鹿だという
For pushing this aside
これを追いやってしまったことに
But burn down our home
でも、僕たちの家は焼き払ってくれ
I won't leave alive
僕は生きたまま離れたくない

【女性パート】
Glaciers have melted to the sea
氷河は海へ溶けてしまったわ
I wish the tide would take me over
潮の流れが私を連れて行ってくれないかしら
I've been down on my knees
私はひざまずいていた

【ミックス】
And you just keep on getting closer
すると、あなた(きみ)はもっと近づこうとしている

Ahh, ahh, ahh
Ahh, ahh, ahh
Ahh, ahh, ahh
Ahh, ahh, ahh

Placid as I melt into the sea
(Things have gotten closer to the sun)
海に溶けていくように穏やか
(それが太陽の近くまで来てしまった)
女I wish the tide would take me over
(And I've done things in small doses)
潮の流れが私を連れていってくれないかしら
(そして、少しだけ終わらせたんだ)

I've been down onto my knees
(So don't think that I'm pushing you away)
私はひざまずいていた
(だから、突き放したなんて思わないでくれ)

And you just keep on getting closer
(When you're the one that I've kept closest)
すると、あなたはもっと近づこうとしている
(きみが僕の一番近い存在のときに)

Go slow
ゆっくり行こう
Go slow
ゆっくり行こう
Go slow
ゆっくり行こう
Go slow
ゆっくり行こう
Go slow
ゆっくり行こう

全体的に読んでみると、かなり意味深な歌詞だと思います。
明らかに良い関係では無さそうです。

男性が女性から何かしらの理由があって離れていくのに対し、
女性がそれを受け入れられず、もとの関係に戻そうとしているのか。
そこらへんは各個人の解釈次第で変わってくるでしょう。

私はこんな感じに想像しました。

男性が"ある過ち"を犯し、その弱みを女性が握っている状態。
以前は、恋愛感情で成り立っていたが、"ある過ち"によってお互いの関係が存在している状態になる。
その理由によって男性は今まで一緒にいたが、ついにその過ちを受け入れるもしくは忘れることを決意する。女性のことは悪く思ってはいないが、昔のような恋愛感情はなくなっており、一緒にいる理由がなくなり、男性は女性から離れていく。
女性は弱みによって関係を維持していたことを後悔し、以前のような関係に戻りたいと願っている。

以上、今回の記事でした。
また良さそうな曲があれば紹介します。

P.S.the xxの関連はこちら
https://cul-into.com/2016/08/15/【翻訳&考察】the-xxの名曲『island』をご紹介/

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magiyama

1992年生まれ。名古屋・京都・東京を転々とし、現在はイギリスに拠点を移しブロガー兼フリーランス翻訳者として試行錯誤する毎日を送っている。ロンドンから生の音楽シーンやカルチャーを届ける他、一生モノのプロダクトを紹介。趣味はマジックとけん玉。

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