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歌詞翻訳

【翻訳&考察】映画『スーサイド・スクワッド』の主題歌!twenty one pilotsの『Heathens』

2018/11/16

こんにちは。
いつも記事をお読みいただきありがとうございます。
Cul-into.com(@Culinto_blog)のMagiyamaです。

海外の名曲を翻訳して曲をもっと理解するための企画『翻訳&考察』。
本日はtwenty one pilots『Heathens』 を取り上げたいと思います。

この曲は、2016年9月10日公開の映画『スーサイド・スクワッド(Suicide Squad)』の主題歌でもあります。

この曲はスーサイド・スクワッドのサウンドトラックに納められ、本映画のために書き下ろされた曲のようです。
そのため、歌詞の内容も映画の雰囲気を表しているかのような印象を受けました。


まずは曲を聴いてみましょう。

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参考までに歌詞を引用します。

Heathens by twenty one pilots

[Chorus]
All my friends are heathens, take it slow
Wait for them to ask you who you know
Please don't make any sudden moves
You don't know the half of the abuse ×4

[Verse 1]
Welcome to the room of people
Who have rooms of people that they loved one day
Docked away
Just because we check the guns at the door
Doesn't mean our brains will change from hand grenades
You'll never know the psychopath sitting next to you
You'll never know the murderer sitting next to you
You'll think, "How'd I get here, sitting next to you?"
But after all I've said, please don't forget

[Chorus]
All my friends are heathens, take it slow
Wait for them to ask you who you know
Please don't make any sudden moves
You don't know the half of the abuse

[Verse 2]
We don't deal with outsiders very well
They say newcomers have a certain smell
You have trust issues, not to mention
They say they can smell your intentions
You'll never know the freakshow sitting next to you
You'll have some weird people sitting next to you
You'll think "How did I get here, sitting next to you?"
But after all I've said, please don't forget
(Watch it, watch it)

[Chorus]
All my friends are heathens, take it slow
Wait for them to ask you who you know
Please don't make any sudden moves
You don't know the half of the abuse

[Bridge]
All my friends are heathens, take it slow
(Watch it)
Wait for them to ask you who you know
(Watch it)
Please all my friends are heathens, take it slow
(Watch it)
Wait for them to ask you who you know

[Outro]
Why'd you come, you knew you should have stayed
(It's blasphemy)
I tried to warn you just to stay away
And now they're outside ready to bust
It looks like you might be one of us

翻訳&考察

俺の友達はみんな異端児、のんびりやろうぜ
あいつらを待っててくれよ
知り合いは誰だって聞いてくるからさ
急に動いたりするんじゃねぇぞ
お前は暴力の暴の字も分かっちゃいねえ
俺の友達はみんな異端児、のんびりいこうぜ

メンバーの部屋にようこそ
それぞれかつて愛した人の部屋を持っている
だがそれは切り離された
ただ俺らがドアでガンをチェックしただけで
俺らの脳みそが手榴弾から変わるって訳じゃないけど
お前は隣に座っているサイコパスのことなんて一生知ることもない
お前は隣に座っている殺人鬼のことなんて一生知ることもない
お前は思う、「どうやってここにきて、なんでこいつの隣に座ってるんだ」ってね
でもな、俺の言ったことを、忘れないでくれよ

俺らは部外者をうまく扱えねぇ
あいつらは新人がなんか臭うぜって言っている
お前はそんな気がかりを信じていたな、口に出さなくとも
あいつらはお前の計画を嗅ぎ分けれるぜって言う
お前は隣に座っている見世物小屋のやつを一生知ることもない
お前は隣に座っている変人を仲間にするだろう
お前は思う、「どうやってここにきて、なんでこいつの隣に座ってるんだ」ってね
でもな、俺の言ったことを、忘れないでくれよ
(見ろよ、見ろよ)

俺の友達はみんな異端児、のんびりやろうぜ
あいつらを待っててくれよ
知り合いは誰だって聞いてくるからさ
急に動いたりするんじゃねぇぞ
お前は暴力の暴の字も分かっちゃいねえ

俺の友達はみんな異端児、のんびりやろうぜ
(見ろよ)
あいつらを待っててくれよ
(見ろよ)
俺の友達はみんな異端児、のんびりやろうぜ
(見ろよ)
あいつらを待っててくれよ
(見ろよ)

なんでお前はここにきた、来るべきじゃないて分かってたはすだ
俺は離れろと警告したぜ
もうあいつらは逮捕する気満々で外にいる
お前は俺らの仲間に見えるかもな

それでは早速、考察していきたいと思います。
まず、この曲のテーマが映画『スーサイド・スクワッド』と関連があるということを
ベースに考察を進めていきたいと思います。
既存ファンと新規ファンとの関係性もテーマにしているという意見もありますが、
今回は前者の考えで考察します。

[Chorus]の箇所のheathensというのは曲名でもあり、意味は無宗教や異端という意味です。
今回のフレーズは、正しい道から踏み外したならず者という解釈で異端児と翻訳しました。
そんな異端児(犯罪者)だらけが集まるところにYou(あなた)は案内されているのです。
そういう世界のことを知らないYouは、そんな彼らの姿を見て怖くなって逃げ出したり、
変な行動をとってしまうかもしれません。そんなことをしたら、彼れから暴力を受けることになるかもしれないため、
このYouの案内人のような人物は警告しているのです。

[Verse 1]のroomはアジトという解釈もありますが、
もっとグループの居場所のような意味も含まれてるのかもしれません。
かつてそれぞれのメンバーは違うグループに属し、そのメンバーを慕って居場所を持っている。
しかし、それは切り離されてしまうのです。
グループに入団する直前、つまりドア(入り口)で、拳銃(危険なもの、怪しいものの比喩)を持っていないかと確認しただけで、
すぐに切り離してしまうほど、この現グループは凄みを持っているのでしょう。

『お前は隣に座っているサイコパスのことなんて一生知ることもない〜』は確かにその通りだと思います。
電車で隣に座っている人が危険思想を持っていたり、前科者だったりしても絶対わかりません。

[Verse 2]では、この集団が新入り(You)に対する厳しさを表しています。
でも、そんな新入りも時間が経ちだんだんとそれにも慣れてしまうと、
「どうやってここにきて、なんでこいつの隣に座ってるんだ」と疑問に思うほど、
そこにいるのが当たり前になってくるのでしょう。

the freakshow=見世物小屋ですが、イメージがわかない人は、
江戸川乱歩の『孤島の鬼』をお読みください。

そして、最後の[Outro]です。
ここでは、この集団のチェックメイトのときが訪れます。
もう外には警官が待機しており、包囲されてしまっているのです。
新入りで完全には足を浸かった訳ではないですが、彼らとともにすることで、
いつのまにかYouも犯罪集団の一味のような雰囲気がついてしまっているのか
「お前も捕まってしまうかもな」というフレーズで最後を締められています。

まとめ

今回は、犯罪集団を意識したので、少し悪っぽい口調で翻訳してみました。
映画のストーリーをテーマにしているという予備知識があったので、比較的考察しやすかったです。
ちょっとダークでアウトローな歌詞が曲と相まっていい感じですね。
僕はアメコミが好きなので『スーサイド・スクワッド』は是非見に行きたいです。

また、良い曲があれば『翻訳&考察』に挑戦します。

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magiyama

1992年生まれ。名古屋・京都・東京を転々とし、現在はイギリスに拠点を移しブロガー兼フリーランス翻訳者として試行錯誤する毎日を送っている。ロンドンから生の音楽シーンやカルチャーを届ける他、一生モノのプロダクトを紹介。趣味はマジックとけん玉。

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