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【その他】『モネ展 「印象、日の出」から「睡蓮」まで』を鑑賞してきました
2016/11/03
こんにちは。
Magiyamaです。
先日、私は『モネ展 「印象、日の出」から「睡蓮」まで』に行ってきました。
モネ展は現在、東京都美術館にて9/19〜12/13まで開催されています。
まだまだ始まったばかりのようです。
モネ展のことはつい最近まで知らず、雑誌で特集がありそれをきっかけに開催されていることを知りました。中学、高校の美術の授業で作品を見てモネを好きになり、このチャンスは逃してはならないと思い、急遽行ってきました。
日曜日に行ってきたのですが、
やはり有名画家の展示会のためか、かなりの人数で混み合っていました。チケット売り場の大勢の人の列だったので、チケットは事前に購入しておいた方が安心だと思います。
作品数は全部で90点ほどになります。
初めの方には人物画があり、あとは風景画がほとんどになります。人物画のなかでも、モネが若い頃に描いたカリカチュア(風刺画)は面白かったです。モネは子供の頃から授業を聞かずにカリカチュアを描いていたみたいです。
その腕が徐々に上達していき、カリカチュアの作品を売ることで、2000フラン程(19世紀のフランは1000円ほどらしいので、換算すると200万円!)稼いだそうです。それは本格的に画家を目指すためのパリへの留学費用になったとのこと。特徴を上手にとらえコミカルに表現された作品が多く展示されてますので、是非見てみてください。
あとは、有名な『睡蓮』、『日本の橋』、『印象、日の出』などシリーズに分かれて展示されています。
来日21年ぶりとなる『印象、日の出』は初めて生で見ました(ほとんど初めてですが)。美術の教科書ではよく見かけたのですが、やはり生で見ると全然違いますね。絵のなかに吸い込まれそうになる吸引力があります。オレンジ色の夕日は、暗い照明の館内で一際光り輝いているように見えました。
今回の展覧会で他に気に入った作品が2点ほどあります。
1点目は、『オランダのチューリップ畑』という作品です。色鮮やかなタッチで風車やチューリップが可愛いらしい作品です。さわやかな風を感じさせる描き方で、見ていて清々しい気分になります。いつかこんな景色が見えるオランダのチューリップ畑に行きたいと見ていて思いました。
綺麗だったので、キャンパスに刷られたレプリカを購入して帰りにフレームを買い、壁に立てかけました。白色に良く映えます。
2点目は、『バラの小道』という作品です。
タイトルがなければ、一体何が描かれているか分からない作品。しかし、そのタイトルを知れば、だんだんとその実態が浮き上がってきます。見れば見るほど、その魅力に吸い込まれそうになります。全体的に妖しくも、色鮮やかで美しさも兼ね揃えています。こういう抽象画は飽きることなく、いつまでも見ていられるような気がします。機会があれば、いつかこの絵のポスターか複写版を買いたいです。
美術館に行ったのは半年ぶりくらいでしたが、やっぱり芸術鑑賞は良いなあと実感しました。
作者の意図や時代に思いを馳せながら鑑賞するのも良いですが、 絵画は、リフレクション、つまり『みる人を映し出す鏡』のようなものだと思います。絵画にどんな自分が見えるかは人それぞれ、自分と向き合いたいときに絵画の鑑賞は良いかもしれません。何か答えが見つかるきっかけに。
思った以上に良かったので、ブログで取り上げました。また、面白いカルチャーがあれば紹介します。
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magiyama
1992年生まれ。名古屋・京都・東京を転々とし、現在はイギリスに拠点を移しブロガー兼フリーランス翻訳者として試行錯誤する毎日を送っている。ロンドンから生の音楽シーンやカルチャーを届ける他、一生モノのプロダクトを紹介。趣味はマジックとけん玉。
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