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イースター休暇で「ヘルシンキ」に行ってきた
最近は完全に旅行ブログ化しています・・・
なぜかというと、仕事の関係で日本に戻ることになったからです。 実はもう帰国したのですが、最後のイギリス滞在期間中にいろんな国や場所に行ってきました。
体力的にすべて紹介できるか微妙ですが、しばらくは旅行記事が多くなりそうです。
さて、今回はイースター休暇(今更ですが)で行ってきたヘルシンキが最高だったのでこのブログで紹介したいと思います。
1日目 フィンエアーでヘルシンキ空港へ
村上春樹さんの旅行記「遠い太鼓」で大絶賛のフィンエアー。ずっと乗りたかったのですが、夢が叶いました。
2〜3時間という短いフライトですが、ブルーベリージュースを無料で飲めたり、座席の液晶で映画や音楽を楽しめたりできます。最近はLCCばかり使っていたので、至れり尽くせりのサービスに感動しました。
機内ではヌードル(ライスヌードル+チキン味)とムーミンの映画を楽しみました。
ヘルシンキ空港、到着。空港の待合スペースには心地良さそうなソファや、パイン材を使った棚や椅子がありました。
電車で中央駅に向かい、ホテルまで歩きます。
スーツケースを持って歩いていると、ヘルシンキ中央図書館を見つけました。大きな広場に図書館に見えない建造物がどーんと存在していて、さすがフィンランドだなと思いました。北欧の公共施設への力の入れ方が本当にすごいですね・・・
余談ですが、日本でも安藤忠雄が大阪の図書館で本棚を設計しましたが、そのデザイン性に批判の声が上がりました。デザインと機能性はときに両立が難しい場合がありますが、ちょっと悲しいですね。
そこらへんに置かれているベンチもカッコいい。
HOTEL HELKA
今回の宿「HOTEL HELKA」に到着しました。
こちらの宿は、アルテックの家具が部屋に置かれていることで有名。今回のヘルシンキ旅行で楽しみの一つでした。
ロビーにもゼブラ柄のアームチェア400「タンク」が置かれていますね。1936年に巨匠アアルトによってデザインされたものです。
こちらがベッドルーム。至るところにアルテックのインテリアが置かれていて見つけるのが楽しい。
アームチェアとアルテックで最も有名なスツール。このホテルには、さすがフィンランドというだけあってサウナもあるのですが、そこにもスツールが置かれていました。
こちらもアルテックのテーブル。
壁にはスツール60のポスターx2。
天井を見上げると、結構派手な夕日の絵画。
サウナに続くロビーにもアームチェアがありました。このフロアでは部屋丸々キャンバスにしたアートの展示会が行われていました。
HOTEL HELKA はアルテックの家具やアートが好きな人にはオススメです。
夕食を求めて街を散策
何気なく置かれているオブジェや彫刻がミニマムで美しい。
夕暮れ時であたりが暗くなってきました。
夕食を求めて街を散策したのですが、どうやらイースター休暇ということもあり早くに店が閉まっていました。
これまでも何度か経験がありますが、やはりヨーロッパだと祝日は店がほとんど閉まってしまうようです。
Ravintola Strindberg
周りを散策しながら唯一開いていた「Ravintola Strindberg」でゆっくりしました。
2階がレストランで1階がカフェになっていて、レストランの方はイースターでお休みでした。カフェスペースにて、ラテとフィンランド名物シナモンロールを注文。とても美味しかったです。サーモンサラダも注文したのですが、スモークサーモンのボリュームがヤバかったです。
フィンランド人は内向的で冷たく感じることがあると聞いていたのですが、この時の店員さんは笑顔で親切で好印象でした。
Pho Nokis
サーモンサラダだけで食べた気がせず、その後もディナーを求めて放浪したのですが、やはりレストランはどこも閉まっていました。そんな中「Pho Nokis」というベトナム料理のお店を見つけたので、フォーをテイクアウェイしてホテルで食べることにしました。
どの国でも大抵ベトナム料理や中国レストランは遅くまで空いているので助かります・・・
2日目 ヘルシンキで行きたいところへ
2日目は丸一日時間があるので、ホテルで朝食をとってヘルシンキで行きたい場所を回ることにしました。
artek 旗艦店
artekの旗艦店に行ってきました。さすが本店だけあってartek好きにはたまらない品揃え。
2階にはビンテージの椅子が展示されていました。ヘルシンキに住んでいたらここに来て買いたかったです。僕はポストカードとアルテックのメジャーを購入しました。
CAFE AALTO
CAFE AALTO は、アアルトによって設計されたアカデミア書店の中にあるカフェ。かもめ食堂のロケ地としても有名で、僕も昔見たことがあるので「ここか〜!」と少しだけテンションが上がりました。
ペンダントライトは、アアルトがデザインした名作「Golden Bell」。椅子は、アルネ・ヤコブセンのアリンコチェア。
僕はラテを飲みました。シュガースティックにKyotoと書かれているとおり、2019年に京都にもアアルトカフェがオープンしています。
カフェ「JOHAN&NYSTROM」
ヘルシンキでは、電動キックボードのシェアリングサービスが普及しています。日本だと賛否両論ありますが、ヘルシンキだと専用レーンがあるので安全で走りやすいです。あと、乗り捨てが基本的に自由。ロンドンや日本だと決められた場所に置かないといけないので使いづらいなあと思います。
電動キックボードを楽しんでいると、「JOHAN&NYSTROM」という良さげなカフェを見つけました。
ここでもラテとシナモンロールを注文。ここのシナモンロール、美味しかったです。
隣の席で「Yo、Yo」と合いの手を入れている女性がいたのでラップの練習でもしているのかなと思いましたが、調べてみるとフィンランド語で「Yes」という意味でした。「Yo〜」という相槌は心地よい響きで会話が弾みそうです。「キートス」「モイモイ」など、フィンランド語はつい口に出したくなる言葉が多いですね。
Arabiakeskus (アラビア ファクトリー)
都心から少し離れた郊外にある「アラビアファクトリー」。こちらにも電動キックボードで行ってきました。
上の階はアラビアのミュージアムになっていて無料で入れます。
アラビアやイッタラのグラスや古今東西のティーカップが展示されています。
1階のショップでは、イッタラやアラビアの製品が安く購入できます。こちらでは日本人の方も働いていて商品のことを色々と教えてくれました。
無印で夕食
無性に日本食が恋しくなり、スマホで調べたところ無印良品のカフェ・レストランを見つけました。なんと、ここではラーメンや健康的な定食を食べることができます。
僕は生姜焼き定食を注文しました。最高に美味しかったです。このクオリティのものが海外で食べれるなんて・・・在外邦人にとってはたまらなく嬉しいですね。
柚木沙弥郎さんの作品も購入できるようです。日本でも手に入りづらいので買っておけばなあと後悔しています...
サウナ施設「Löyly」
ヘルシンキに来たなら、やっぱり本場のサウナを経験ですね。今回は「Löyly」という比較的新しめのサウナ施設に行ってきました。
若干アクセスしづらい場所にあるのですが、電動キックボードなら簡単に行けます。
サウナは普通のサウナとスモークサウナの二種類楽しむことができます。自分は完全にサウナ初心者でしたが(行く前に「サ道」を読んで予習しました)これを機にハマりそうです。
特にスモークサウナがやばかったです。高温でスモーキな香りが漂う暗闇の中、ほぼ他の人の顔が見えず、無音が支配する空間で各々が己と向き合います。まるで宗教的儀式のような、一種のスピリチャルな体験でした。
サウナといえば、水風呂。しかし、Löylyで水風呂ではなく海に飛び込みます。ちなみにこの時の気温は氷点下。人生で初めてこの気温の海に入りました。
極寒の海は"痛い"んですね。刺すような痛みに負け、心臓までいったら死ぬなと思い、お腹辺りまでしか浸かれませんでした。
この日はちょうど満月で海に月の光が反射していました。こんなに美しくて幻想的な光景は今まで見たことないですね。他にもお客さんがいて、この月を背景にみんなで写真を撮り合いました。
天候に恵まれ、本当に運が良かったなと思います。
3日目は、リトアニアの首都タリンにフェリーで行ってきました。
magiyama
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