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読書

「ハムレット」を読んだ感想と心に残ったセリフ

2018/11/12

こんにちは。Magiyamaです。

最近読んだ本の感想を書きたいと思います。

タイトルは『シェイクスピア全集 (1) ハムレット (ちくま文庫) 』です。

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あらすじ

主人公はデンマークの王子ハムレット。ある日、彼は先代の王の姿をした亡霊に出会う。その亡霊から、先代の王は現在の王ガートルードに毒殺され、王妃も彼に奪われたことも伝えられる。それを聞いたハムレットはガートルードに復習を誓う。しかし、それが悲劇に始まりであった…

この戯曲は1600年ごろにシェイクスピアによって作られたものです。

今から大体400年前、日本で言うと“江戸時代”ですね。その時代にできたのが信じられないくらい楽しむことができました。

新訳であることもその理由なのかもしれませんが、すんなりと物語を理解することができます。

ハムレットを読んだ感想

終盤の目まぐるしく展開する物語のスピード感は圧巻でした。
最後にはこれでもかと言うくらい悲劇が起きてしまいます。

古典を読むことで得られるもの

読んでいて、「これってあの作品に似ているな」と感じる場面がところどころありました。後世のたくさんの作品に与えた影響はかなりのものだったのでしょう。

やっぱり、古典を読むって大切なことだと思います。巷であふれかえっているハウツー本を読むよりも勉強になることが沢山あるようにも思えます。

どんどん新しい書籍が出版される世の中ですので、玉石混合の山から良書を探し出すの骨の折れるものです。

しかし、古典は長い年月を経て今の時代にも残っている作品ですからハズレはありません。

一人のセリフが長いけど

現代のドラマや演劇、小説とは違って展開は遅く、一人のセリフが長いというのが少し読みづらく感じさせてしまうかもしれません。

言語やその時代の文化の違いもありますので、当時の人たちと同じ楽しみ方ができないには仕方ないことだと思います。

「その時代の人たちになったつもりで感情移入する」「自分との共通点を探しながら読む」のが、物語を楽しむ秘訣だと思います。

今も昔も変わらないこと

2013年の英語の資格テストであるIELTSのスピーキングでこのようなテーマが出ました。

『traits of personality(性格特性)は現在と過去で変化しているか?』

僕は、「科学技術の発達で世の中は便利になってきている。だから人々は少なからずLazy(怠惰)になってきているのではないか」と答えました。

しかし、この『ハムレット』を読んで考え改めました。

人間の性格特性は変わらない。いつの世も同じ人間なのだと思います。

lazyになっているというのも、もちろんその通りなのかもしれませんが、それは枝や葉の部分であり比較的重要ではない。

そして、もっと本質的な根幹の部分である人間たらしめる性質はきっと変わらないのだろうと思うのが今の考えです(人間たらしめる部分とはいったい何なのだという別の議論がでてしまうのですが...)。

心に残った14のセリフ

1.金は借りても貸してはいかん。貸せば金も友人も失い、借りれば倹約精神が鈍る。何よりも肝心なのは、己に誠実であること。

金の貸し借りは良くないです...

2.ごくわずかな汚点がもとですぐれた本質がかき消され、不名誉を招くのだ。

たとえば、ビジネスにおいて一回の遅刻がその人の信頼性をほぼゼロにさせるように。

3.嘘のえさで真実の鯉を釣り上げるわけだ。

占い師のコールドリーディングの手法です。昔からこのようなテクニックが認識されていたんですね。

4.探り出してご覧に入れます。たとえ地球の真ん中に隠されておりましょうと。

地球の真ん中まで探し出す。面白い表現です。

5.そもそも客観的な善悪がない、主観が善悪を作るんだ。

何が正しくて何が間違いかはその人次第。正義はどこにあるかの問題ですね。

6.生きてとどまるか、消えてなくなるか、それが問題だ。

人間の究極的な問題はこの二択に絞られるのでないでしょうか。

7.なぜ短剣で一突きしないか。ただ死後にくるものが怖いからだ

怖くないなら、人はすでにみな自分の命を殺めているでしょう。

8.芝居が目指すのは、昔も今も、いわば自然に向かって鏡をかかげ、美徳にも不徳にもそれぞれのありのままの姿を示し、時代の実態をくっきり映し出すことだ。

アートの存在価値のひとつだと思います。

9.習慣という怪物は、悪い行いに対する感覚を食い尽くしますがその反面、天使でもある。よい行いに美しい着物を着せしっくり体に馴染ませてくれるのだから。

習慣は敵にも味方にもなります。要は、使い方次第。

10.真に偉大なのは大儀がなければ動かない者ではなく、名誉がかかっているとなれば、わらしべ一本にも戦う理由を見出す人間だ。

名誉が先、理由はあとからついてくる。

11.若者に似合うのは派手でくだけた服装だが歳をとると、貫禄や威厳を示す黒てんの毛皮といった服が似合うものだ。

歳をとったら歳相応な服を着れるようにしたいものです。そのためにも、今しか似合わない服を楽しみましょう。

12.思ったときにやるべきだ。「やろう」という気持ちは変わるからな。他人の言葉、行為、出来事に遭うたびに熱はさめ、実行を引き延ばす。

これはかなり胸に響く言葉です。やろうと思ったときが、そのピークです。

13.使わない手ほど繊細で感じやすいものだ

自分とは関係ない人のことを、余計に考えたりしてしまう。それがおせっかいにもなる。当の本人はあまり深く考えていない。

14.いま来るなら、あとには来ない。あとで来ないなら、いま来るだろう。いま来なくても、いずれは来る。覚悟がすべてだ。生き残した人生のことなど誰に何がわかる。

かっこいい反復。ハムレット突き動かす原動力的考え。

最後に

王は、ハムレットを処刑することができる最もな理由があったのにも関わらず、それができませんでした。

それはなぜか?

その理由は『ハムレットが民衆から愛されていた』からです。民衆からの反感が政治に支障をきたすことを恐れできませんでした。

「他人から愛される力を持った人は様々な場面で有利」ということですね。ビジネスや日常生活でも応用できそうな考えです。

ハムレットは多くの名言で溢れています。

まだ読んでいない方がいれば、ぜひ一度お読みください。意外とすんなり理解できますよ。

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magiyama

magiyama

1992年生まれ。名古屋・京都・東京を転々とし、現在はイギリスに拠点を移しブロガー兼フリーランス翻訳者として試行錯誤する毎日を送っている。ロンドンから生の音楽シーンやカルチャーを届ける他、一生モノのプロダクトを紹介。趣味はマジックとけん玉。

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