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バンクシー「風船と少女」シュレッダーで裁断された姿を見てきた(ロンドン)
フットワークの軽いインドア系のmagiyamaです。
バンクシー(Banksy)の作品「風船と少女」は、10月11日にオークション落札直後、シュレッダーによって裁断されてしまいました。どうやら、これはバンクシー自身が数年前から額縁に仕掛けていたそうで、その制作背景は本人が公開している映像でも確認することができます。
「作品が目の前でシュレッダーで裁断される」という衝撃的な事件は世界中で話題となりました。
そんな切り刻まれた「風船と少女」が、ロンドンのオークションハウス「Sotheby’s」にて、期間限定(10月13日〜10月14日)で無料公開されることになったのです。
これはまたとないチャンスだと思い、実際に見に行くことにしました!
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会場前の行列に並ぶ
バンクシー作品が裁断された例のオークションハウス「Sotheby’s(サザビーズ)」。サザビーズは、1744年に設立された世界最古の国際競売会社です。
最終日の日曜、16時ギリギリ(16時30分最終受付)に行ってきました。すでに会場前には長蛇の列が・・・。最終日だけあって、駆け込みの人でいっぱいです。参加者は観光客が多めな印象。
雨も降っていたので、みんな傘をさしながら待機。
会場内でもまだまだ列は続いています。しかし、意外と回転は早くおそらく15~20分程度で見ることができました。
ボディチェックをして、ついに「風船と少女」の会場に!
切り刻まれたバンクシー作品「風船と少女」とご対面
暗い展示部屋でスポットライトを浴びているのが、切り刻まれた「風船と少女」。館内は写真撮影がオッケーとのことで、みんな一生懸命に写真を撮っています。
並びながら近くまで行き、僕もパシャり。
本当に、細かく裁断されてしまっていますね・・・まるで、きしめんのよう(僕は名古屋人)。
あの会場を騒然とさせた作品が目の前にあるとは、なんとも感慨深い気持ちです。
このフレームの内部に、シュレッダーが仕込まれていたなんて誰が想像できたでしょうか。
うまい具合に半分だけ裁断したのが良かったですね。本当に全部裁断してバラバラにしてしまったら、このような形で展示するのは難しかったかもしれません。ここまでバンクシーの狙い?
動画のリハーサルでは、すべて裁断できることが確認されています。あえて途中で止めたのでしょうか。
あの裏側は・・・
裏側から見られるなんて、なんとも貴重な経験。
裏側も綺麗な作りで怪しいところはありません。まさかこの中にシュレッダーが巧妙に仕掛けられているなんて想像できませんね。趣味でマジックをやっているので、こういった機械仕掛けのギミック物を見るとワクワクします。
あれ?そういえば、作品名が変わってる?
いまさらですが、作品名が「Love is in the Bin(愛はゴミ箱の中に)」に変わっていますね。もともとは「Girl with Ballon(風船と少女)」という名前でした。
作品の姿を変えてしまったどころか、最終的にメッセージ性までも変えてしまいました。
まとめ
本当に裁断されていましたね。
買い手に渡ってしまった後は、このように一般公開される機会はあるのでしょうか。
実はこの作品に関してフェイク説などの憶測もありますが、Instagramでバンクシー本人が否定しています。
「オークションハウスはグルでもないし、本当に裁断されたんだ」とのこと。それでも、まだ疑っている人はいるでしょうし、信じるか信じないかはあなた次第ということかもしれません。
これまでバンクシーは大英博物館に自分の作品を無断で展示するなど、予想外のパフォーマンスで世界中を沸かせています。
さて次はどんな作品やパフォーマンスが見られるのか、彼の行動には要注目ですね!
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