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【書籍】 人生を粋に生きること 『男の嗜み(川北義則著)』

2016/11/03

こんにちは。
Magiyamaです。

最近読んだ本『男の嗜み(川北義則著)』を紹介します。
この本は、本屋のファッション系の専門書コーナーでたまたま見つけました。

パラパラと何ページか読んでみたら、『趣味』についてのテーマに共感できるものが多く、
これは絶対面白いと思い、即購入しました。

この本に主にどういうことが書かれているかというと、
どうやって人生を粋(イキ)に生きるか?
をメインテーマに書かれたエッセイです。

「趣味」「遊び」「食・酒」「旅」「おしゃれ」などの項目があり、それぞれで何が『粋』なのか、
と筆者自身の考えが書かれています。

(余談ですが、読んでていて『「いき」の構造(九鬼 周造著)』という本を思い出しました。こちらは1979年出版なので古いものですが。ちなみにビブリオバトル首都決戦2012でのチャンプ本です。)

「いき」の構造 他二篇 (岩波文庫)
九鬼 周造
岩波書店
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一通り読んでみたので、一番心に響いたものを紹介したいと思います。

それは....

趣味に「目的」がくっつくとろくなことはない

 

筆者いわく、目的意識のある「趣味」は続かないといいます。

たとえば、「この趣味をしたらモてるんじゃないかな」とか「この趣味を始めたら良い出会いがあるかも」と、
このような下心があると趣味は続かないし、なにより楽しめないと主張しています。

重要なのは、『面白そうだからという理由で始めること』。

これは、僕もかなり共感するところです。
今までたくさんの興味に手を出してきましたが、長く続いたものは、目的がなく、ただ楽しそうだな、自分でもやってみたいなという理由から始めたものだったと思います。

誰しも子どものときに夢中になったものがあると思います。
そのときのドキドキ感、ワクワク感が趣味を楽しむ秘訣だそうです。

この言葉を聞いてふと自分の趣味に対する見方が変わりました。

時間を忘れ、周りが見えなくなるまで熱中していたときの、
あの気持ちをずっと忘れずに自分の好きなことと向き合っていきたいと思いました。

他にも『趣味では学歴の話はしない』『遊びは男を磨く研磨剤』『流行は追いかける必要はないが、背は向けるな』
など興味深いトピック満載です。

男の嗜み
男の嗜み

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川北 義則
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magiyama

1992年生まれ。名古屋・京都・東京を転々とし、現在はイギリスに拠点を移しブロガー兼フリーランス翻訳者として試行錯誤する毎日を送っている。ロンドンから生の音楽シーンやカルチャーを届ける他、一生モノのプロダクトを紹介。趣味はマジックとけん玉。

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