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【書籍】歴史的名作デザインを知りたい。「500プロダクトデザイン傑作集」を購入しました。
2017/09/02
こんにちは。
Cul-into.comのぽてとです。
先日、京都の一乗寺にある、本にまつわるあれこれのセレクトショップ、恵文社に久々に行ってまいりました。
その際に、興味のあるジャンルであったことと、クラシックな外装に惹かれ、こちらの書籍を購入しましたので、レビューしたいと思います。
本の概要
500プロダクトデザイン傑作集は2013年10月にファイドンより出版されています。
ファイドン社の商品紹介を引用させていただきます。
・1663年~2009年まで、発売年ごとに、1プロダクト1ページ、フルカラーで紹介。
・持ち運びに便利な小型版
登場したプロダクトで最も印象深かったもの
500ものプロダクトが登場するわけですから、印象に残ったものはたくさんあります。
デザイナーズ家具の有名どころで言うと、イームズのハングイットオールや、天童木工のバタフライスツールなども登場しています。
そんな中で私的に最も印象に残ったプロダクトは、REX VEGETABLE PEELER です。
私は元々、ピーラーという器具のデザイン性の高さは好きだったのですが、このREXのピーラーは1947年より製造され始めた、ピーラーの原型と呼べる存在です。現在はZENAという名前で知られています。なんとこのREXのピーラーは、30年に渡って使用された例もあるとの事。単にデザイン的に美しいだけでなく、機能的にも優れ、耐久性もあるというのが全てのプロダクトの理想でありますが、このREXのピーラーはそれらを高いレベルで実現しているのではないでしょうか。
感想
本書は名作デザイナーズ家具から日用品まで、秀逸なデザインを網羅しています。特に勉強になったと思うのは、今日では当たり前のように目にするデザインのルーツについて触れることができた点です。例えば上記のピーラーもそうですし、泡立器や座椅子、近年ではipodなど、毎日のように使用しているもののデザインに関して知識を得られるというのは、この本のオススメの点です。本のイメージとしては、おしゃれな商品をオススメしている雑誌のような感じではなく、デザインの図鑑という感じでしょうか。プロダクトデザインに興味がある方にとっては必読の本であると感じました。


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