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旅行

マヨルカ島で年越し(前半)

2022/01/17

今年はマヨルカ島で年越ししました。

スペインのマヨルカ島を選んだのは、ロンドンの冬のどんよりした天気が嫌で太陽が輝く暖かい場所に行きたかったから。

スペインの島といえば、パーティ島のイビザが有名かと思いますが、マヨルカ島はどちらかといえばファミリー向けの穏やか島です。特にドイツ人やイギリス人にも人気で、ヨーロッパのハワイなんて呼ばれることも。

僕は年末の休みを使って4泊5日で行ってきました。

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1日目: パルマからソレルへ

ロンドンのスタンステッド空港からライアンエアーでパルマ空港へ。スペインの場合、ワクチンを2回打っていれば特に陰性証明書は必要ありませんでした(2021年12月時点)。

空港からA1というバスに乗り、パルマの中心地に到着。バスは5ユーロで現金のみ。カードは使えないみたいです。

ちょうど夕方に到着したのですが、夕日とビーチ、椰子の木を見て「今自分はロンドンを離れてマヨルカ島にいるんだ」と感動しました。

パルマはマヨルカ島の首都で一番人口の多い場所ですが、最初の数日はソレルに滞在するプランなので、ここからソレル行きの204というバスに乗りました。こちらはカードが使えますが、1時間に1本しか来ないので注意。

本当は「ソレル鉄道」というスペイン最古の列車に乗って行くのが景色が綺麗で良いとのことですが、年末年始は動いてないらしく断念。

ホテル「Ca'n Brill」到着

ソレルはトラムンタナ山脈にある田舎町で、辺りは街頭が少なく真っ暗。Googleマップを頼りに慎重にホテルに向かいました。

今回はCa'n Brillというホテルを予約しました。

部屋は綺麗で広く家具もお洒落でここを選んで正解でした。ソファに座りながらテレビでYouTubeやNetflixも見れるので、田舎町でやることがなくなっても(全くそんなことはありませんでしたが)ここでゆっくり快適に過ごせます。

レストラン「La CASONA」

周囲のレストランで遅くまで営業しているところを探し、LA CASONAというレストランが良さそうだったのでここに決めました。

あたりを見渡すとタコを食べている人が多かったので、パエリアにいきたいところをぐっと抑えてタコ料理を注文しました。

値段は18ユーロとパエリアよりも高く「タコにこれだけ出す価値はあるのか...」と悩みましたが、頼んで正解でした。歯ごたえがあり、風味も良くおいしいかったです。ぜひ、ここにきたらタコをご注文ください。

シーフードサラダ

他にもシーフードパスタ、羊のチーズサラダ、ガーリックシュリンプを注文しましたが、どれも美味しかったです。特にシュリンプはヨーロッパでこれまで食べた中で最高レベル。ぷりぷりと新鮮でした。

この旅で他にも海鮮料理系のお店に行きましたが、自分の中でここがベストでした。

食後は街を散策。印象的だったのが、夜暗くなっていても街の中心にある公園で子どもが遊んでいたこと。周りを見渡すと、大人たち同士で談笑しながら子どもたちの安全を見守っている様子。ヨーロッパでは治安が悪いところが多く、日が暗くなってから公園で遊ぶ子どもたちはほとんどいません。その光景を見てソレルの治安の良さがわかります。ヨーロッパで暮らす上で基本的にどんなときも緊張感を持って暮らさないといけないので、久しぶりにピースフルでほっこりとした気持ちになりました。

ロンドンよりも暖かいものの、少し肌寒いので温かいものが欲しくなりました。夜遅いのでお店は閉まっていましたが、ピザ屋でダメもとで「ホットチョコレートをテイクアウェイできないか?」と聞くと作ってくれました。ホットチョコレートで身体を温めながらホテルに帰りました。

2日目: ソレルとポート・デ・ソレル

Ca'n Brillの朝食

朝食はコンチネンタルと聞いてきたので、簡単な朝食をイメージしていたのですが、予想を上回るしっかりとした朝食でした。真ん中のラタトゥユのようなものが乗ったピザ的なやつも美味しかったです。

搾りたてオレンジジュースの後ろにあるパンは、エンサイマダと呼ばれるマヨルカ島名物のパン。ほんのり甘くて、ドーナッツのような食べ物です。

ソレルを散歩

出かける前にフィルムを装填。晴天なのでフィルムのISOは200で大丈夫そう。冬場のロンドンだと200だとうまく撮れないのでこれは嬉しいですね。

最高の青空。ロンドンは毎日どんよりとした天気なので、久しぶりに日光を浴びました。

ソレルには小さな商店街のような通りがあり、靴屋やハムのお店など個人商店が立ち並んでいます。この時はクリスマスの飾り付けでしたが、宿の人いわく普段は傘がぶら下がっていてインスタ映えする写真が撮れるとのこと。

猫が散歩していて、商店街のお店を出入りしていました。人懐っこくて、子どもからおじさんまでいろんな人に撫でられていてました。

ソレルのシンボル、大聖堂。線路が見えるかと思いますが、運が良いと街の真ん中を走るトラムが見られます。このトラムに乗れば、ポート・デ・ソレルに行けますが、このときはオフシーズンのため、早朝に2本と夕方に2本しか走っていませんでした。

早朝のトラムに乗れなかったので、ポート・デ・ソレルにはバスで向かい、帰りにトラムに乗ることにしました。

ポート・デ・ソレル到着

ポート・デ・ソレルにも猫がたくさんいます。人懐っこくて可愛いです。

まさか冬でもこんな眩しい太陽を拝めるとは思っていなかったので、サングラスを持ち物リストに入れ忘れてしまいました...皆さん、冬でもサングラス持っていきましょう。

静かで落ち着いた港町。

冬でもビーチで果敢に泳ぐ人も。暖かいと言っても、17度くらいです...

ポート・デ・ソレルにもトラムの線路があります。

トラムを改装した、たぶん観光案内所。ここでトラムのチケットを買えるかなと思ったのですが、誰もいなかったため聞けず。後でわかりましたが、チケットはトラムのなかで駅員から直接購入できるそうです。

ここでも猫が毛繕いしていました。

 バル「Albatoros」

せっかくスペインに来たのでパエリアを食べねばと思い、宿の人にお勧めしてもらった「Albatoros」というバルに来ました。

天気が良いので外のテーブルを選びましたが、日差しが眩しすぎたので日陰へ。

スペインに来たらまず食べたかったのがこの獅子唐の素揚げ。以前、バルセロナで食べて感動しました。シンプルだけど、飽きることなくバクバク食べられます。獅子唐を食べながら、30分ほど待つとパエリアが到着。

えびやムール貝が盛り沢山のパエリア。海鮮の出汁が染み込んだ濃厚なリゾットライスは絶品でした。

山頂の灯台まで歩く

宿の方が上記のレストラン以外にも、ポート・デ・ソレルのことをいろいろ教えてくれました。「体力があれば、灯台まで登ってみたら?」とのこと。

特にすることもなかったので、山頂にある灯台を目指すことに。しかし、30分ほど坂道を登ることになり、かなりのハードワークでした。食後の良い運動になりました。

灯台の近くまで来ました。柵があったので中には入れないようです。

屋根の上に黒猫が!ソレルは本当に猫が多いですね。

山頂には小さなコテージもあり、そこで飲み物や簡単な食事を注文できます。

綺麗な景色を眺めながら飲むインスタントコーヒーは最高でした。

トラムで宿に戻る

山頂から降りてくると、遠くにトラムの姿が見えたので急いで駅に向かいました。

トラムの乗り方がよくわからなかったので、ドキドキしながら乗りました。先ほども少し触れましたが、どうやら車掌さんがお金を直接回収しにくるそうです。

カードは使えず、現金のみ。ソレルに限らず、マヨルカ島は何かと現金が必要になるのでユーロは用意しておきましょう。

ガタンゴトンと音を立てながら、みかん畑や民家の間をゆっくり進んでいきます。本当にゆっくりで、隣で並走していた電動スクーターの方が早かったです。椅子は硬く結構揺れるので乗り心地は期待してはいけませんが、ソレルの美しい景色をゆっくり楽しめるのでぜひ機会があれば乗ってみてください。

ソレルの街の中を通り抜け、終点駅に到着。みんなトラムの写真を撮っています。

ソレルの夜

5時半くらいになると日の入りです。前日は到着したばかりでゆっくりできなかったので、改めて散策。こちらは大聖堂のある街の中心で子どもたちが遊んでいます。クリスマスのイルミネーションが綺麗です。

近くのカフェでオレンジジュースを注文。ソレルにはオレンジ畑がたくさんあったので、有名な産地のようです。搾りたてで美味しかったです。一つのグラスに対して4個くらい使っていてビビりました。

お昼のパエリアを食べ過ぎて胃もたれしていたので、夜は近くのお店で買った生ハム、スモークサーモン、ポテチとビールだけにしました。ソファでYouTubeを見ながら食べるスナックは最高。あと、生ハムとポテトって相性良いんですね。美味しかったです。

後半に続く

 

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magiyama

1992年生まれ。名古屋・京都・東京を転々とし、現在はイギリスに拠点を移しブロガー兼フリーランス翻訳者として試行錯誤する毎日を送っている。ロンドンから生の音楽シーンやカルチャーを届ける他、一生モノのプロダクトを紹介。趣味はマジックとけん玉。

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