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旅行

英国コーンウォールとデヴォン7日間の鉄道旅4/4(Torquay編)

2021/08/17

最後の3日間は、ミステリの女王アガサ・クリスティ生誕の場所 Torquay(トーキー)に行ってきました。

アガサ・クリスティ作品は、聖書とシェイクスピアの次によく読まれている本と言われます。

僕もこれまでに何冊か読んだことがあり、アガサ・クリスティと関連が深いトーキーに一度は訪れたいなと思っていました。ちなみに好きな作品は、「五匹の子豚」と「ポケットにライ麦を」です。

トーキーなどアガサ・クリスティゆかりの場所を訪ねる際は、こちらの本「アガサ・クリスティを訪ねる旅―鉄道とバスで回る英国ミステリの舞台」を一読することをおすすめします。僕も昔読んで売ってしまったのですが、今回の旅に伴い再度購入しました。

それでは、旅の続きです。

ホテル「The Headland Hotel & Spa

Plymouth からトーキーの中心地に着いたら、とりあえず身軽にしたかったのでホテル「The Headland Hotel & Spa」に直行しました。

鉄道旅なので車を使わずにトーキー駅から徒歩でホテルに辿り着きましたが、このホテルは山頂にあるので重いダッフルバッグを片手に登るのはしんどかったですね。多分、バスもないと思います。徒歩で行く人は覚悟しましょう。日頃から筋トレしていて良かったです。


山登りはしんどかったですが、山頂からの眺めは「来てよかった」と思えるほど絶景です。コーンウォールの海も綺麗でしたが、トーキーの海も負けず劣らず美しい色をしています。

チェックインまで時間があったので、海の見えるテラスでクリームティーを頂きました。

今回はアドバイスのとおり、デボン式に挑戦してみました。先にクリームを付けるのがデボン式です。「ハンバーガーかな?」と一瞬戸惑いましたが、美味しかったです。あとで調べましたが、挟まずに分けて食べても良いみたいですね。そっちの方が食べやすいです。

その後、チェックインしてホテルの部屋に向かいました。

綺麗な海をいつでも眺められるお部屋です。

歴史があるホテルなので、それに合わせて家具も古いものを使っています。なぜかケトルまで年季を感じます。ケトルは新しくしても良いんじゃないかなと思いました。

もちろんバスローブや歯ブラシなどのアメニティはありませんが、やはりティーは充実していますね。コーンウォールのホテルでは「The Cornish Tea Company の Smugglers Brew」が置いてありましたが、ここはデヴォンなので違う銘柄が置いてあります。

ホテルには、温水プールやサウナがあります。ここのホテルが快適すぎて、結局この日はプールで泳いだり、部屋で読書したりしてずっとホテルにいました。

レストランやバーもありますし、ホテルから出て中心地に行かなくても 1 日過ごせるのでお年寄りの方にも人気のようです。

7 月 30 日トーキーを散策

Meadfoot Beach

1 日休んでゆっくりできたので、今日はトーキーを散策します。朝は、近くの「Meadfoot Beach」のカフェに行きました。このビーチはアガサ・クリスティも昔泳いでいた場所のようです。

日差しが強いのでサングラスは必須です。今回の旅で持ってきて良かったものの一つ。

ビーチの目の前にそびえ立つ美しいクレッセントの建物は、The Osborne Hotel です。歴史あるホテルで、かの有名なダーウィンもこの場所で『種の起源』を完成させたと言われています。

Torquay Museum

アガサ・クリスティのコーナーがあるとのことで、Torquay Museum にも行きました。

特に予約などはせず、当日受付でチケットを直接購入しました。

奥に進んで出迎えてくれるのがこちらの Japanese Spy Kite という迫力ある人形。

凧に乗って空から敵を攻撃するスパイだそうです。

一番奥にアガサ・クリスティのコーナーがあります。ここから先は撮影禁止だったので写真は撮っていません。

ITVのドラマシリーズで使われた小道具や、アガサ・クリスティの豆知識を学べるパネルなどがあり面白かったです。日本で公演された舞台のパンフレットなども展示されていました。

物販コーナーも充実しています。中古のペーパーバックも格安で販売しています。上の写真のゴルフ場殺人事件はなんと1963年エディションです。

その他にもコースターやキッチンタオルなどが売られていました。

トーキーの中心地

ツアーリストセンターに行くと、アガサ・クリスティの本が買えるほか、上の写真のようなアガサマイルの場所を記した地図がもらえます。ファンだと伝えると、おすすめの場所などを教えてもらえました。

辺りを散策します。

The Dressed Crab というスタンドで上のようなカニが £6.5 で食べられます。蟹味噌たっぷりで美味しかったので次の日も食べました。

子どもたちがカニ釣りを楽しんでいます。

船がたくさん。

クリスティ像も見つけました。意外と小さいので気づかず通り過ぎてしまいそうです。

ノスタルジックな建物やショッピングセンターが立ち並んでいます。

Royal Torbay Yacht ClubとBeacon Cove

アガサ・クリスティの父はこのクラブの会員でした。

アガサ・クリスティが子どもの頃によく泳いでいたビーチです。クリスティはここで甥を背負って泳いでいたら危うく溺れてしまいそうになったとか。

The Imperial Hotel

The Imperial Hotel はクリスティの小説でたびたび「マジェスティックホテル」という名前で登場します。

ロビーでアガサマイルを見つけました。

せっかくなのでアフタヌーンティーを予約しました。

海が見えるテーブルでゆったりとした午後を過ごせます。

テラスに出るとプールもありました。

The Grand Hotel

最終日にトーキー駅に向かう途中で、アガサ・クリスティゆかりの The Grand Hotel を見つけました。このホテルでは The Agatha Christie Suite というファンのための特別なスイートルームに泊まることもできます。

The Grand Hotel の前にある Corbyn Beach は小石のビーチですが、水が透明に澄んでいて綺麗でした。

これにてトーキーの旅は終わりです。その後はエクセターに立ち寄って締めの中華料理を食べ、ロンドンに無事戻りました。

Beijing Beijing Chinese Restaurant

1 週間の長旅はなかなかしないので少々疲れましたが、読書したり海を眺めたりしてのんびり過ごせたので良かったです。今回はスケジュールの都合上、アガサ・クリスティが住んでいた Greenway には行けなかったので、いつかもう一度デヴォンに戻ってきたいと思います。あと、クリームティーが食べたいです。

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magiyama

1992年生まれ。名古屋・京都・東京を転々とし、現在はイギリスに拠点を移しブロガー兼フリーランス翻訳者として試行錯誤する毎日を送っている。ロンドンから生の音楽シーンやカルチャーを届ける他、一生モノのプロダクトを紹介。趣味はマジックとけん玉。

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